2005年11月15日(火)
名神高速道路で七人のデカセギ青年が事故に巻き込まれて即死したが、TVグローボの十四日昼ニュースでも「祖父の地でのキツイ仕事の合間をぬって、休日のドライブを楽しんでいた。楽しい週末のはずが二度と帰らない旅路となった」と報じた。一方、十四日付け京都新聞は「母国を遠く離れ、日本で懸命に働いていた七人の若い命が、一瞬にして奪われた」と同情する。「仲間を突然に失い、友人たちは無念の涙に暮れた」とも。デカセギ犯罪記事とは違い、実に好意的な表現。本来はこうなのだ。
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モジ在住の六十歳以上の人が先日、外国人警察に身分証明書再登録の手続きに行った。用意周到に事前に手数料(六十九レアル〇二センターボ)を銀行に支払って、その支払い証明書を携行して行ったのだった。しかし、警察の係官は「あなたの場合は、再登録の必要はありません」と言い、申請を受け付けてくれなかった。銀行に再び出掛け、手数料の返還を求めたが、応じてもらえなかった。きのうの読者からの電話。
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パラグアイ・アスンシオン郊外の町にある「日本学校」は、オルテガ夫妻が日本留学から帰国して、九三年に開校した公教育の学校だ。幼稚園から小・中・高校まであり、日本語・日本文化が採り入れられている。初年度の生徒数は約六十人~七十人だった。新しい学年をつくるにしたがって、生徒数が増加。今年は約千五百人に達した。非日系人経営の学校だが、礼儀・躾を前面に出し、「君が代」も教えるという。