2005年11月18日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】今月末から来月にかけて支払われる十三カ月給料、別名クリスマスボーナスで、市場に四五九億レアルが流入すると予想されている。これは昨年より五七億レアル上回り、今年の国内総生産(GDP)の二・四%に相当する。しかし、このうちの半分はこれまでの借金の支払いに回され、商店での消費の伸びは期待できないことが調査で明らかになった。
全国経理会計協会が今月初め、異なった所得階層七八三人を対象に調査したところ、五八%が借金の返済にあてるとし、わずか一七%がクリスマスプレゼントなどの消費に当てると回答した。
今年の十三ヶ月給料は五六四五万六〇〇〇人が対象となり、内訳は登録済みの正規雇用者が三三九億四〇〇〇万レアル、年金受給者が一一三億レアル、家政婦が六億三四三一万レアルとなっている。
平均額の最高はブラジリア市の一六六四・八五レアルで、最低はピアウイ市の四六四・一七レアルとなる、十三カ月給料は十一月三十日に半分が支払われ、残りは十二月二十日となる。企業によっては今年中旬に半額を支払ったところもある。