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4日合宿状態で=学生集まり交流=クリチーバ市=伝統のスポーツ行事

2005年11月19日(土)

 クリチーバ学生連盟(UGC、ブルーノ・ピニェイロ・イワモト会長)は十二日から十五日まで「ジョーゴ・ダ・プリマヴェーラ」をクリチーバ市内のスポーツセンターで開催した=写真=。
 サンパウロ、クリチーバから日系の若者を中心とした十四団体・十八チームの総勢二百五十人以上が参加し、四日間にわたってサッカーやフットサル、バスケットなどで熱戦を繰り広げた。
 同イベントはUGCが毎年行っているもので、今年で三十四回目。同市では最大規模のスポーツイベント。参加チームは日本人会や宗教団体の青年部、ボランティア団体などさまざま。
 二十五年ほど前にペルーで設立された日系の青年団体「モビミエント・デ・メノーレス」の支部「モビメント・ジョベン」の賀数(かかず)けんさん(20、三世)は今年初めて参加。「試合はボロ負けだったけど、こうやって集まることが楽しい」と笑顔で話した。
 またクリチーバ学生寮の団体CENIBRAの赤津ジェフェルソンさん(24、三世)は「毎年参加しています。いろんなイベントがあるけど、こんなふうにいろいろなところから同い年くらいの仲間が集まることはあまりない」と、魅力を語る。
 昼間は試合を行い、夜はバイレや食事会で仲間作りや意見交換。さらに遠方からの参加グループは期間中、UGCの事務所などに寝泊りし、朝から晩まで合宿のような状態。
 イワモト会長は「普段はメールなどで連絡をしているけど、実際に会って協力することは大切だと感じる」と同イベントの意義を話した。