2005年11月24日(木)
日本の造形作家小川泰生さんの近作二十点を集めた展覧会が、二十五日からサンパウロ市のデコ画廊で開かれる。十二月七日まで。
一九六八年佐賀市生まれ。多摩美術大学染色科を卒業後、立体芸術の制作を開始。ワックス、パラフィン、和紙など多彩な素材を利用した作品=写真=で知られる。
サンパウロは一九九一年以来四度目。サンパウロ大学現代美術館(МAC)で開催された「日伯現代美術展」(一九九五)に出品したことも。
日本での個展多数。イタリア(一九九四)、ドイツ(二〇〇一)で開かれた合同展にも参加している。
「水アンテナの記憶」と題された今展のテーマは、人間性の復活の探求にあるという。ギリシャ哲学への関心も反映されている。
四百ドル~二千ドル。ベラ・ヴィスタ区フランセーゼス街153。午前十時から午後七時。オープニングは二十四日午後七時から。
問い合わせは電話11・3289・7067(同画廊)まで。