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コラム オーリャ!

 フランスは今年ブラジル・イヤーで、関連行事は三百五十に上る。両国の意識に開きがあり、仏側が〃カルチャー・ショック〃に悩んでいるらしい。仏字紙が悲観的な記事を流し、これに対して伯字紙が解釈、分析していた。
 イベントそのものは、成功を収めた。仏側は伯側の準備が遅い上に、経理関係もでたらめだと指摘。ブラジル・イヤーの開催は、奇跡的だったする。伯側は銀行の破綻で、資金面で問題が生じたのはしかたのないことだと受け止める。
 仏側が三~四年前から準備を始めた一方で、伯側が土壇場になってから動いたことが、両国の溝を深めた。記事内容が移民百周年に重なってみえて、興味深かった。
 百周年では記念事業の実現可能性について、多くの人が気をやきもきしている。祭典協会のみなさん、ラスト・スパートはきくのかな? (古)

 05/11/24