2005年11月26日(土)
グローボTV局の新しい八時台ノベーラ「ベリッシマ」には日系人が珍しく複数出演中だ。カルロス・タケシ、エドゥアルド・ハシモト、ジュリアナ・カメタニなど。というのも同ノベーラ作者、シウヴィオ・デ・アブレウが東洋人街に生まれたことが大きく影響している。アゴーラSP紙十九日付けによれば、作者がサンパウロ市の新アイデンティティ形成を描きたいと考えたとき、「世界最大の日系社会を無視することはできない」と気づいたからだという。七時台の「バンギ・バンギ」にもダニエラ・スズキが出演。日系俳優の存在感は増している!
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きょう皇居勤労奉仕団の解散式。勤労奉仕というのは「清掃」である。ブラジル人は所得がある程度あれば、人を雇って掃除をさせ、自身はしないというのが原則?なのに、みずからすすんで勤労奉仕に参加するのは奇特。奉仕団が成り立つのが不思議だともいえる。まぁ、日本訪問ということが推進力になるのだろう。皇居の庭に立って、腕組みだけして、箒を動かさなかった人はいなかっただろうか。
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約七ヵ月前、住み始めた県人会のベッドのコルションで腰痛「強制」されそう、と大耳小耳に書いたのだが、これまで腰を痛めることなく、このたび県人会を出ることになった。聞くと同県人会館は築八十年ほどの建物だそう。雨漏りやクッピンとの戦いもよい体験。さまざまな小動物も同居していた。日本では読む機会の少ない文学全集が揃っていて、読書三昧だったのも県人会ならでは。住めば都。