県連フェスティバル・ド・ジャポンの前身、「郷土食・郷土芸能フェスティバル」が初めて開かれたのは九八年、移民九十周年の年だった。
その後、州議会駐車場から今回のイミグランテス展示場へと場所を移しながら、県連が今のフェスティバルを育ててきた。今年の予算は百万レアル。開催初期を知る人はここまでの成長を予想していただろうか。
その後片付けが混乱している。来年度は史上初の二週開催を決めたが、今年の決算が終わらず、来年の準備も覚束ない「異常事態」が四カ月にわたって続いている。あげくの果てには相談役から通告書まで出された。
「来年の開催前日までやるつもりか」十月代表者会で出席者の一人は声を高めた。県連が育てたフェスティバルに県連自身が振り回されている。初期の熱意を知る人はこのドタバタぶりをどう見ているだろうか。(ま)
05/11/30