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すべての女性のために作った服=サンパウロ市で展示会=2世デザイナーの伊藤さん

2005年12月01日(木)

 ミナス・ジェライス州南東部ムザンビーニョ市で活動する二世のファッション・デザイナー伊藤まゆみさん(45)が、自身のブランド『アマリーア』の展示会を十二月一日から三日まで、ジャルジン・パウリスターノ区のアートスペース、ア・カーザで行う。
 『アマリーア』は二〇〇三年に伊藤さんが立ち上げた女性服のブランド。人口二万人、山に囲まれた小さなムザンビーニョで、刺繍や手織り布に出会ったことがきっかけだった。
 「手のぬくもり、パターンの重要性、天然素材や縫い方を大切にし、仕上がりにこだわった服作りが売り」と話す。
 ブランド名は、「すべての女性のための服作りをしたい」という思いから、一般的な女性の名前をとって「ア・マリア」と名付け、「愛せたら…(amaria)」にもかけている。
 伊藤さんはサンパウロで建築やファッションデザインを学んだ後、日本の西武百貨店でインテリア、コスチュームデザインなどの担当を十五年間務めた経歴を持つ。
 帰国後は、国際交流基金の日伯文化交流プロジェクト『1+1』のコーディネーターを務め、日本とブラジルのアーティストの交流事業にも関係した。
 展示会に出される作品はほぼ全てが一点もの。その場で買うこともできる。
 平日午前十時~午後九時。土曜日は午後六時まで。ア・カーザの住所はカロネル・イルランヂーノ・サンドヴァル425。
 詳細問い合わせは伊藤さん(電話35・3571・4845)まで。