2005年12月02日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】労働者党(PT)の不正資金の流れを調査している議員調査委員会(CPI)は、郵便局疑惑の中で、公告代理店経営者のドゥダ・メンドンサ氏を告発することを決めた。同氏はCPIで証言したものの告発の対象とされていなかった。
しかしその後の調査でソアレス前PT財務担当や広告代理店経営者で不正資金を操作していたヴァレーリオ氏との間で金銭の授受があったことが明らかになったことから、CPIの最終報告書作成の段階で告発されることになった。CPIは金融法違反、資金洗浄、証言隠ぺいの罪で告発する。
メンドンサ氏は二〇〇二年の大統領選挙でルーラ大統領の選挙参謀を務め、ソアレス氏と共謀して裏金を調達していた。さらに選挙費用としてヴァレーリオ氏が海外口座で一〇〇〇万レアルを受取っている。これらの資金の流れをCPIに報告していなかった。