2005年12月02日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】セーラサンパウロ市長は二十五日、サンパウロ市内で五カ所に統一教育センター(CEUs)を新設することを発表した。総予算一億二八〇〇万レアルを投じる工事は、十二月から始められ、小学校の授業開始は八月に予定されている。五つのCEUSで一万二〇〇〇人の学童が収容できる。建設地はシダーデ・デ・ドゥトラ、カポン・レドンダ、シダーデ・チラデンテス、トレメンベーで、サンパウロ市長は社会環境の悪い地区を優先したとし、地域向上に貢献できると自負している。
CEUsはマルタ前市長の政策の看板で、名付け親でもある。セーラ市長は名称変更は意味なしとして継承していくことを明言した。これに対しマルタ前市長はセーラ市長が選挙戦でCEUsを槍玉に挙げて攻撃してきたのが事実無根だったことが実証されたとした上で、良い事を継承するのは敬意に価すると敵を称賛した。