2005年12月02日(金)
広島の女児殺害事件で逮捕された容疑者が在日ペルー人だったことは、NHKでも大きく報じられた。日系三世だといわれているが、偽造書類で入国したという報道もある。いずれにしてもこの事件が、ペルー人はじめ在日外国人の排斥につながらないことを願いたい。ニュースを見ながら、報道機関によって容疑者の名を、日系を示す苗字でなく「カルロス容疑者」「ピサロ容疑者」とするのが気になった。各社の決まり事なのか。「外国人」であることを強調したいのか。後者であればそれこそ外国人にとって迷惑な話だ。
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テレフォニカを装って電話をかけ、回線を盗用する犯罪が話題を呼んでいる。犯人は混線を修理するから、指定の番号を押すように注文。被害者が後で覚えの無い電話代を請求されたり、盗聴されたりする。援協が現在、日系人にも注意を呼びかけている。この犯行との関係は確認されていないが、最近首脳部の一人が盗用の被害に遭っており、日系人も無関係ではないと神経を尖らせているようだ。
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日本最大の湖、琵琶湖でピラニアが捕獲されたというニュースが半年ほど前に報じられた。「ピラニア=人食い魚」のイメージと、生態系への影響を心配したためか、やたらと大きな扱いだったように思う。湖のある滋賀県庁の人が来社した折に聞いてみると、ピラニアは琵琶湖の水温では冬を越せないため、繁殖の心配はないということ。それよりも、北米原産のチャネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ)など他の外来魚の影響の方が大きいとか。