暮らしにくくなる―。
広島で小一女児が殺害された事件で日系ペルー人が逮捕された。
広島のメディア関係者が犯人の居住していた地区に住む日系ブラジル人と事件後に話したさい、冒頭の言葉を聞いたという。脅えていた様子でもあったようだ。
日本で外国人を見る目は冷たい。東南アジアや南米の出身であれば特にだ。
テレビなどのメディアも神妙な顔をして「外国人=不審者」というイメージを作り上げ、南米の知識など何もない視聴者の不安を煽る。
デカセギに行った二、三世から優越感を持って「ペルーの日系人と自分たちは違う」と聞いたことがある。
犯行の行われた周辺は広島市内で最も日系ブラジル人を含むデカセギの多い地区。
地域住民とだけではなく、デカセギ同士での軋轢が生まれなければいいと願う。 (剛)
05/12/02