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波紋呼んだマイア発言=セーラサンパウロ市長、大統領選出馬を否定

2005年12月07日(水)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙六日】セーラサンパウロ市長は五日、アウキミンサンパウロ州知事との協定締結式終了後、マイア・リオデジャネイロ市長(自由前線党=PFL)が大統領選への出馬を辞退してブラジル社会民主党(PSDB)を支援してくれることに感謝するが、自分は大統領候補ではないと言明した。
 また、マイア市長の支援についてPSDBの大統領候補の可能性があるアウキミン知事は、会場に到着後記者団に対し、「党として感謝するが、セーラ市長は大統領候補ではないと言った。自分は候補になれとは言えない」と述べた。
 PSDBの大統領候補予定者の一人とみられるネーヴェス・ミナス・ジェライス州知事は五日、補佐官を通じ、PSDBの候補者決定は「然るべき時」に行われると表明し、マイア市長の熱意に冷水をかけた。
 フォーリャ紙のコラムニストとのインタビューでマイア市長は、来年の大統領選挙の候補者になるとセーラ市長が自分に言ったと話していた。
 ボーンハウゼンPFL党首は五日、PFLが大統領選挙をめぐってPSDBと協定を結んだことはなく、自党はマイア市長の出馬を承認した、マイア市長の発言は政治的観測で、仮にマイア市長が出馬を辞退した場合でも、PFLは独自候補を擁立すると述べた。
 マイア市長も同日、自分はセーラ候補の対立候補にはならないとの考えを再び明らかにしたが、PFLは一応、独自候補を擁立することになるだろうと述べ、ボーンハウゼン党首、マシエル副党首、アグリピーノ上院リーダーの名を挙げた。