ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
農業補助金は中世の遺物=開発相、EUを厳しく批判
2005年12月09日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】在伯フランス大使館で七日に開催された有力企業家ら五十人との夕食会でフルラン産業開発相は、ヨーロッパ諸国が支給する農業補助金を「中世的」で「時代錯誤だ」と厳しく批判し、ブラジル政府はヨーロッパ連合(EU)の交渉者らに農業補助金は持続不可能だと主張していると述べた。
「笑わないで欲しい、これは真剣な話だから」と不意を衝かれ笑った招待者らを制した同相は冷静な態度で、「ルーラ大統領は改革者で、次期フランス大統領も、二十一世紀が新しい経済の時代で、一九五〇年代のそれとは違うと考える改革者であることを願うと付け加えた。
同相の発言は企業家らの反響を分けた。テロ攻撃といった緊急事態に備える食糧政策として自給体制を維持するために農業補助金が必要だとする意見がある一方、外国市場向けの農産物にまで補助金の対象を拡大すべきではないとの声もささやかれた。
さらに同相は、EUとメルコスル(南米南部共同市場)との自由貿易協定締結を目指した交渉が成果に乏しいことを批判、ブラジル政府はサービス分野などEUの関心の高い分野でよりよい提案を行う用意があるとした上で、経済的に対等な見返りがないとブラジル市場の開放は意味がないと強調した。