2005年12月09日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】年末の買い物客でごった返す商店内で行列に並んでいざ支払う時に条件が違うことでトラブルが起きるケースが多々ある。支払窓口でのゴタゴタは他の客が注目することでサラシ者になった感じを受け、また支払行列の妨げとなり不快の原因となる。このようなトラブルを避けるために予備知識を頭に入れ、トラブルを未然に防ぐ心構えが必要だ。
まず店内に入ったら自分の支払方法(小切手やカードなど)が有効かどうかを店員に確認すること。支払い方法の制限は店内の目立つ所に明記することが義務づけられているが、それを怠り支払窓口に小さな張紙で告知する商店があるので要注意。小切手での支払いを拒否する店があるが、これは合法。ただし受け取る店では小切手の内容を差別してはならない。口座開設後一年未満の小切手を拒否するところがあるが、これは違法で申し立てる権利がある。
クレジット・カードでの支払いは現金扱いと同一で、カードを理由に割引なしや料金の上乗せは違法となっている。また支払金額の上限を設定するのも禁止されている。また陳列棚の価格とレジの登録価格が違うことも多々あるのでチェックが肝要だ。支払窓口でトラブルが発生した場合は、すみやかに店長なり売場部長を呼んで解決を図ること。係員と口論してもいたずらに興奮するだけで解決にはならないことを留意すべきだ。