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ソックリさん、マツケン・サンバ……=お客さん楽しませたい=第9回グラン紅白歌合戦=TV局が後援、紹介へ

2005年12月10日(土)

 ピンカラ兄弟からマツケン・サンバまで――。グループ・フレンズ主催の第九回グラン紅白歌合戦(原正男・実行委員長)が十八日午前十時から、文協大講堂で豪華に開催される。
 コロニアを代表する歌手二十六組(五十二人)が白組と紅組に分かれて競演するもの。同グループでは一年前からアイデアをあたため、九月から毎週会議をして練ってきた。
 九分間の大作「忠臣蔵の歌」では、ACAL演芸部がサムライ衣装で登場し、雰囲気を盛り上げる。
 また、日本の人気歌手、安室奈美恵のバックダンサーをつとめ、現在は足を痛めて帰国療養中の日系人、高崎サンドラ・ルミさんが歌を披露する。岡本アケミさんによる「マツケン・サンバ」では、サンバ学校VAI・VAIの本場ダンサー四人に加え、出演者が総出で華を添える。
 途中、さまざまな寸劇が上演されるほか、島田正市さん作曲の移民百周年記念ソング「輝く祭典(ありがとうブラジル)」が紹介される。
 とりを飾るのは、島田さんの元門下生で、現在は日本で活躍する日系三世のプロ演歌歌手、南かなこの持ち歌「浜っ子ソーラン」。さらに来伯経験豊富なキム・ヨンジャの歌「朝の国から」などだ。
 赤組キャプテンは小野幸子さん、白組は川端幸蔵さん。伴奏は楽団グループ・フレンズ(山尾俊雄会長)の生演奏だ。
 蛯原忠男さんは「今回はピンカラ兄弟や森進一のそっくりさんも出場します。上手いだけではダメ。お客さんに楽しんでもらわないと」と個性派歌手の人選にも工夫を凝らしたという。
 原実行委員長は「ぜひたくさんのご来場を」と呼びかけた。今回含め、年内に三回あったイベントの収益金は全て憩の園へ寄付される。当日は、腐らない食品(石鹸も可)を持ち寄ることが推奨される。
 テレビ・バンデイランテス局(CH13)の後援を取り付け、ニュースで報道されるほか、夜九時からのジルベルト・バーロスが司会する人気番組でも紹介される予定