2005年12月14日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】アウキミンサンパウロ州知事は十二日、テレビ局クルトゥーラの番組で大統領選挙への出馬を表明し、早速選挙運動に入ると述べた。
事前に練習したような自信のある声で同知事は、「ルーラ政権は金利政策で過ちを犯し、諸改革と他の選挙公約を実行しなかったことで、ありとあらゆるチャンスを逃している。意気消沈したブラジルが現状を脱して大きく飛躍し、今まで為されなかった改革を成し遂げるには、大統領になることだ」と述べ、税制改革、公共支出の削減、金利引き下げを訴えた。
同じ党員(ブラジル社会民主党=PSDB)で、出馬が有力視されているライバルのセーラサンパウロ市長については、「誰も候補予定者からはずされるべきでない。セーラ市長の出馬を支援することはできない。然るべき時に実施される全国党大会でこの問題に決着をはかろうではないか」とコメントした。続いて市長、コーバス氏がサンパウロ州知事だった時の副知事、六年間サンパウロ州知事を務めた自身の豊富な経験をアピールし、減税や電子入札による購入経費削減を実現したことに触れた。
四年毎の大統領選挙と再選禁止については、良い大統領なら再選を禁止する理由はないとし、自由前線党のマイア・リオデジャネイロ市長のセーラ氏支援は時期尚早で、先にPSDBの統一候補を決めるべきとの考えを示した。