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在宅介護の講習会終了=憩の園で20人が授業に精励

2005年12月16日(金)

 救済会(左近寿一会長)がグアルーリョス市の憩の園(浦川アグネス園長)で実施してきた、在宅介護の講習会が十四日に最終回を迎え、同日午後三時から終了式が開かれた。受講者約二十人が修了証を手にした。
 この講習会は宮坂国人財団の支援を受けて、二〇〇〇年にスタート。今回が十一回目になる。被介護者の移動のさせ方や栄養などを計十二回(三十六時間)で教えるもの。中川クララさん(心理士)がコーディネーターを務めている。
 式に当たって、先に亡くなった伝田耕平同財団理事長に黙祷。続いて、浅川正雄同財団理事(救済会理事)が受講者を祝福した上で、「私たちの財団は、文化・スポーツ活動などへの支援を重視している」と述べた。
 左近会長は「皆さんは授業に精勤されたと思う。栄養や食事指導などで質のよい授業ができたものだと期待しています。みなさんの生活が改善していくよう、学習を継続してほしい」と励ました。救済会は受講者を対象に介護の仕事を紹介しているという。
 受講者たちはシニア・ダンスを披露するなどして成果を確かめていた。式には水川浩二同財団理事、グアルーリョス市保健局のアイデー・バレット・アギアール・シルバさん(看護婦)が出席した。