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大耳小耳

2005年12月16日(金)

 事実上、静岡警察の追求の手を逃れた状態になっているフジモト・パトリシア容疑者は、サンパウロ市内に潜伏している可能性がある。業務上過失致死は日本国内の罪で、ブラジル内ではなんら法律に抵触したものはない。しかし、世界は狭くなった。あっという間に情報は伝わる。〃逃亡先〃である日系社会側としては、どこか割り切れないものを感じないだろうか。どうして彼女は、事故処理が終わるのを待たずに帰伯したのか。弁明すべき理由があるのなら、ぜひとも明らかにしてほしい。
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 十七日に行われるブラジル日本文化協会創立五十周年式典。一部と二部に別れており、午前に大講堂で行われる式典(一部)は招待者のみ。会場のスペースや昼食の問題で入場者を制限している。午後三時からの弓場講演(二部)もコンヴィッチが必要だが、文協事務局で配布している。詳しくは文協(電話11・3208・1755)まで。
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 歩道ですれ違いざまに携帯電話を奪い取られる事件が発生した。十四日午後二時ごろ、リベルダーデ区で働く一世の女性が文協駐車場近くのガルボンブエノ街を歩いているところ、腰につけていた電話を後ろから回り込んできた若い男に奪われたという。犯人は帽子をかぶった身長百七十センチくらいのメスチッソ。女性は「ラドロン」と声を上げたが、周囲の反応は鈍く、犯人はサンジョアキン街の坂下へ逃げていったという。すぐに電話を止める手続きをしたそうだ。年末のあわただしいこの時期、皆さんもくれぐれも油断なさらないように。