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県連=承認ついに年越しへ=日本祭り収支=相談役が執行部批判

2005年12月17日(土)

 今年最後の県連代表者会議が十五日午後三時から宮城県人会館で開かれ、来年のフェスティバル・ド・ジャポンや、承認持ち越しが続いている第八回フェスティバルの収支について話し合った。
 第八回の収支は会計報告の作成が間に合わず、今回も持ち越し。年内の臨時代表者会議は予定されていないため、最終的な承認は年明けになる見通しが強まった。
 またこの日は収支報告をめぐって吉加江ネルソン県連相談役から執行部に出された通告書についても意見を交わしたが、両者の議論は平行線をたどり、解決にはいたらなかった。
 来年のフェスティバルは二週末にわたって開催されることが既に決まっているが、実行委員長をはじめとする組織については進んでいないのが現状だ。
 会議では執行部が、来年に向けた企業訪問の状況を報告したほか、実行委員会の組織案を提示。同案では日ポ両語の書記をおくことや、財務監督、専任会計士の設置、企画委員の新設などを提案している。
 未承認が続いている第八回フェスティバル。執行部では新たに会計事務所に報告書作成を依頼したが、今回の会議には間に合わなかったため再び承認を持ち越した。来週の報告書完成を待って関係者による話し合いが開かれる見通しだ。
 今年の収支報告に関連して吉加江ネルソン宮崎県人会名誉会長(県連相談役)が送付した通告書問題。吉加江氏は執行部に対し、フェスティバルの詳細な報告書をはじめとする六項目の書類を代表者会議に提出するよう求めている。
 会議では中沢会長が、新しい収支報告の完成を待って回答する意向を示した。これに対して吉加江氏は、通告書送付に至った経緯を説明した上で、「半端な会計ではこの問題は解決しない」と執行部に対して適切な対応を求めた。
 両者の議論は平行線をたどったまま。こちらも年越しの様相を見せている。