ブラジルでサンリオのキャラクター「キティちゃん」は、思っていた以上に、ブランドを売りにしている。十八年前、サンパウロ市に子会社が設立されたが人気が出てきたのはほんの最近らしい。同社の田口クラウジオ社長は出稼ぎ中、サンリオ・ド・ブラジルの募集広告を見つけ、応募。「キティちゃんなどのキャラクターを通じてビジネス交流をしたい」と話す。
ブラジルでの問題点のひとつに顧客階層がある。ブランドイメージを崩さないためにも、ショッピングセンター内に店舗を構え、安値では販売しない。田口社長は「全員にターゲットを広げたいけどブランドイメージを強めたいし・・・」。そのため保険会社やキャッシュカードなどのキャラクターに起用することも考えている。社長が日系人なだけに百周年記念にも何か企画したい考え。どう実現するのか楽しみ。(南)
05/12/17