2005年12月21日(水)
ボロボロになっていた教皇ヨハネス二十三世の法服を復活(九月二十三日付け既報)させた、サンパウロ市の洗濯屋「SAN・TAIO」の追田空海雄さんのもとに、ローマの法王庁から感謝の意を示す金メダルや記念品が届いた。教皇の生写真の裏に朱肉印と司教のサインなど、相当に貴重なもののようだ。この法服復活譚は「奇跡」として法王庁に申請中だ。教皇といえば、カトリック界の〃天皇陛下〃だ。一戦後移住者、一洗濯屋の快挙として祝いたい。そのうち、世界中の大司教から依頼が届くかも!?
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民間病院の初診料は、約百五十レアルが相場だそう。二百レアルを超える個人病院もまれではない。援協は医療福祉に貢献しようと、九十レアルに設定。会員になれば四十七レアルまで割引してもらえる。診療所で健康保険加入者と会員の比率はだいたい半々。全体的にみて、赤字にはなっていない。もちろん設備投資などを考慮すると、相当の収入がないと病院は経営していけないだろう。初診料の相場は高いの? 安いの?
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東京・新橋にある日本ブラジル中央協会がこのほどホームページを開設した。七十年以上の歴史をもち、鈴木勝也元ブラジル大使が理事長を務める同協会。いままでホームページがないのを不思議に思っていたが、これを機に今後の情報発信を期待したいところ。