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サンパウロが凱旋帰国=サンパウロ市内を約10時間行進

2005年12月22日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】サンパウロ(クラブ)がサンパウロ(市)を停めた―。横浜スタジアムで行われたトヨタカップを制し、世界クラブチャンピオンに輝いたサンパウロサッカークラブの選手が二十日午前六時三十五分、ドイツのフランクフルト経由ルフトハンザ機でサンパウロ市に凱旋した。
 サンパウロ国際空港には熱狂的サポーター約六十人が詰めかけた。主将で最優秀選手になったゴールキーパーのロジェリオ・セニ選手がパイロット席からクラブ旗を振ったことで興奮は頂点に達し、クラブ応援歌が合唱される中、英雄らが姿を現した。
 選手らは音響装置付トラックに分乗し、サンパウロ市内を約十時間行進した。このため場所によっては通常の三倍の渋滞に達した。市庁で選手団を迎えたセーラ市長はパルメイラスのファンであることから、もしパルメイラスがチャンピオンになったら自分も街頭に飛び出して歓迎するとして渋滞は気に掛けなかった。
 市長はサンパウロの名前を全世界に広めたと感謝の言葉を送った。知事官邸で一行を向かえたアウキミン知事はスポーツ名誉メダルを各選手に贈った。モルンビースタジアムでは約一万五千人が、到着予定だった正午から詰めかけた。結局一行は午後一時過ぎに到着、選手が疲れたためグランドを一周してセレモニーは二十分で終了した。サポーターは不満気味だったが、応援歌をうたって渋々引き上げた。