救済会は来年役員改選の年を迎えるが、後継者選びに頭を痛めている様子だ。
二期四年会長を務めた左近寿一氏は、健康状態がすぐれず、辞任の意向を示している。また、しかるべきポストにある複数の幹部は、百周年祭典協会に関わっており、手が離せない。
時代の流れからすれば二世にバトン・タッチするのが自然だろうし、実際、現場で働く職員の世代交代は進んでいる。入所者のほとんどが、一世だということが問題を複雑にしているようだ。
歴史が古いためなのか、若手役員は〃遠慮〃気味。かといって、古株で会の仕事に専念できる人材にも見当たらないのかもしれない。
「ドナ・マルガリーダの精神を継承する」。基本理念は明白だ。次期会長選びは、かなり難航しそう。 (古)
05/12/22