郵便局CPI=裏金の存在を確認=資金移転に4ルート=支払日が国会表決日に符合=誰の目にも疑う余地なし
2005年12月23日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】郵便局CPI(議会調査委員会)は二十一日、議員を買収する裏金の存在を確認したとする中間報告を発表した。同CPI報告担当のセラグリオ下議(ブラジル民主運動党=PMDB)は、二〇〇三年二月十一日から八月二十七日の間に資金の移転が四通りあったことで、裏金の存在は誰の目にも疑う余地がないと述べた。第一は毎週定期的な自由党(PL)への資金移動。第二は議員を通じた連立与党ブラジル労働党(PTB)への配布。第三が政府案の支持と党移籍のための支払い。第四が進歩党(PP)への支払いであった。
CPI報告担当のセラグリオ下議は開口一番、支払人と受取人の探索は後回しとし、裏金の存在を確認したことを強調した。裏金捻出のためにヴァレーリオ氏の会社は一九九七年一月から〇五年八月までの八年間に二六億レアルの裏金を調達したと告発し、労働者党(PT)と野党の間に油を注ぐような報告内容を公表した。
ヴァレーリオ・ゲートには四ルートあったという。第一は〇三年二月から八月、サンパウロ市のグアラニュンス証券からPL所属議員へ合計六五〇万レアルを毎週配布。第二が同年四月から七月、特にPTBを主に党移籍議員らにルラル銀行とミナス銀行から三六〇万レアルを配布。第三が〇三年八月から〇四年一月、会社更生法と社会保障法改正案可決のため一五〇〇万レアルを配布。第四が〇四年四月から七月、ボヌス・バンバル証券からPPへ八〇万レアルを配布した。
六カ月と二週間にわたるCPI調査の経過報告である。第一と第二は国会では慣例だが、投票支持者を裏切る党移籍という議員の行動規範を冒涜した裏金配布である。清き一票と誇りを抱いて入党しながら、裏金に釣られて政治家の操を売り他党へ寝返るのだ。
第三は政府の重要法案に合わせ、ヴァレーリオ氏が資金を調達し待機していた。〇三年十月から資金需要が増大したので、裏金システムは変わった。これまでの二重帳簿方式から、本格的で組織的な裏金捻出方式へ計画を変更した。
第四はボヌス・バンバル証券からPPへ、六五〇万レアルを十回払いで配布した。この金融取引が裏金の存在を立件する決め手となった。分割の支払い日は、国会の表決日にピッタリ合っていたからだ。
裏金の出所は公社や国立銀行、御用企業、政商など。裏金の取次は、ヴァレーリオ氏の関係企業DNAとSMPBが行った。この二社が取引企業を通じて、ソアレスPT元財務担当の指示に従い指定議員に裏金配布を行った。
CPIは、銀行の融資契約が公社との広報契約書を保証物件としてデッチ上げた見せかけ契約という。他にヴァレーリオ氏は、ヴィザネット社とDNAの広報契約書をねつ造し二〇〇〇万レアルを調達、PTへ献上。郵政公社は入札法に抵触し空輸企業と癒着、六四〇〇万レアルを裏金へ回した。TEREMIGなど電話公社が八六〇万レアルを不正捻出しDNAへ渡した。ウジミナスは、ヴァレーリオ氏に書類もなく六九〇万レアルを上納と発表した。