2005年12月28日(水)
中銀の調査によると、今年初めの予測を上回ったものは基本金利(年末に一六%が一八%)、貿易黒字(二六四億ドルが四四〇億ドル)、下回ったものはドル(年末に一ドル二・九五レアルが二・二八レアル)、GDP成長率(三・五%が二・四八%)。来年の予測は一ドル二・四〇レアル、基本金利一五%、GDP成長率三・五%。さて、当たるかどうか?
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サンパウロ市西部のファベーラ、アウデイーニャの住民らが二十六日午後、マージナル・ピニェイロスを一時間に渡って封鎖し、路上でタイヤや木材に火をつけて警官に対する抗議活動を行った。道路は七キロ渋滞。警官三人が同ファベーラの空家を放火しようとしたという。軍警監察局が調査を開始。
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定員七十人のサンパウロ州市警特別刑務所には現在、百八人の警官が服役中で、さらに二十一人の警官を収容するため二カ所の警察署が使われている。服役理由は公務員の職権乱用(五十三人)が最も多く、ほかに窃盗、逃亡ほう助、麻薬使用など。
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サンパウロ市サンミゲル・パウリスタ区アントニオ・S・カストロ通りに住む運転手のジョアン・P・トマス(40)さんは二十六日早朝、自宅前で武装した二人組に襲われた。運転手は家の中に戻り、階上へピストルを取りに上がった。賊一人もすぐ、階上へ上がった。もう一人の賊は応接間にいた娘に銃を向けた。階上で撃ち合いとなり、応接間の賊も階上へ上った。娘は自室へ逃げ込み、銃声数発を聞いた。事件が終わると一人は家の前で、もう一人は家の中で頭部を撃たれて賊二人が即死していた。運転手は銃の所持許可証を持っておらず、警察へ出頭した。