2006年1月4日(水)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙三日】四人が搭乗していた小型双発機セネカが二日午前九時ごろ、サンパウロ市北部ペルース区のカンタレイラ山脈の森林に墜落、二人が死亡、二人が重軽傷を負った。
事故機は同日午前六時十二分にマット・グロッソ・ド・スル州カンポグランデ市を出発、サンパウロ市のカンポ・デ・マルテ空港に午前九時十五分に到着する予定だった。事故原因は民間航空局が調査中だが、パイロットが死亡したこともあって二日夜の時点で不明。事故当日は雨が降り、視界が悪かったという。
搭乗者のうち、パイロットの息子のマテウスくん(10)と企業経営者コルテスさん(50)は事故後、助けを求めて二時間近く山中をさまよい、助けを求める声を聞いた付近住民に救助された。マテウスくんはほぼ無傷、コルテスさんはのどと顔にやけどを負った上、右足骨折の重傷。通報を受けた消防隊員らが現場へ向かったが、雨でぬかるんでいたため救助活動が難航、父親とガス会社社員は焼死体で発見された。