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東西南北

2006年1月4日(水)

 臨時国会が召集されたにもかかわらず、年末に引き続き元旦も本会議場はガラガラ。委員会もまったく開かれなかった。今回の召集にかかる公費は約一億レアル。
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 地理統計院のデータによると、貧困層の人口に占める割合が昨年に都市部で三八・七%、地方部で三五・四%と、都市部が地方部を十二年ぶりに上回った。雇用拡大、政府の支援金増加、最低賃金の上昇が地方部の改善理由。また生活必需品バスケットの価格も昨年末に二一二・三レアルと九四年以降初めて前年比で低下した。
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 サンパウロ州海岸地方カラグアタトゥーバ市で一日、住宅強盗を働いていた少年三人を含む十一人が逮捕された。うち二人は殺人容疑で指名手配されていた。数人は盗品の衣料品を身に付けて浜辺を歩いていたところを取り押さえられた。
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 大晦日にサンパウロ市で開催された十五キロ走を競うサン・シウヴェストレ大会で、男子はマリウソン選手が四十五分十七秒で二〇〇三年に続き二回目の、女子はジェヴティック選手が五十一分三十八秒で優勝を果たした。
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 ノッサ・セニョーラ・アパレシーダ聖堂への団体巡礼者は、五月から拝観料を徴収される。拝観料は車両の大きさにより一〇・七四レアルから四八・三三レアルと異なり、前払い制。支払い後シールを前方窓ガラスに貼り付ける。ジョゼ・L・ロドリゲス市長が拝観料徴収案を上程、二十八日、同条例が市議会で可決された。経費節約のため団体を組んで憐れみを乞いに来るのは貧困層であり、彼らから拝観料を徴収するのは本来の趣旨に反すると教会側は憤慨。場合によっては、裁判所へ提訴するという。