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カントリーリスク=300割り込む=楽観ムード流れた金融市場初日

2006年1月5日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】二日が米国の休日だったため、実質年明け初日となった三日の金融市場には楽観ムードが強く流れ、ブラジルでも株価が上昇してドルは下落、カントリーリスクは三・八六%下がって三〇〇ポイントを割り込み、過去最低である二九九ポイントを記録した。
 三日の金融市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(Fomc)が会合の議事録を発表して米国の金融引き締め政策が終わりに近いことを示唆、また世界経済の指標に基づき二〇〇六年も高い成長率が続くとの見通しを発表したことを受け、取引が活発となった。
 サンパウロ証券取引所(Bovespa)の株価指数も三・〇八%上昇して三四五四〇ポイントに達し、過去最高を記録。為替市場では、中央銀行のドル買いにもかかわらず、ドルは〇・三八%下がって、一ドル二・三三一レアルで取引を終えた。
 金融コンサルタントのリベイロ氏によると、昨年末に国際通貨基金(IMF)の債務を全額返済したことや年率一八%の高金利、貿易黒字の記録更新など、ブラジルは〇六年も外国人投資家の注目を集めるという。対外信用の高まりに伴い、国庫庁はより長期・低金利の債券を国際金融市場で発行できる。同氏は、現在四・二五%の米国の金利は今年、最高でも四・七五%に留まり、新興国に投資資金が還流する傾向にあるとみている。
 ただ、カントリーリスクが三〇〇ポイントを割り込んだことについて、産業開発研究院のアウメイダ理事は、GDP(国内総生産)成長率が二・四%と予想される昨年の経済状況を反映していない、四・五%から五%の成長が実現できていれば、同リスクは三〇〇ではなく、二〇〇ポイントを切っていたと中銀の金利、為替政策を厳しく批判した。

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