2006年1月5日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】昨年以降、アルコール価格が上昇を続けている。アルコールの昨年十二月のガソリンスタンド平均価格は一リットル当たり一・五四九レアルと、同年一月比で八・七%、昨年最も安かった六月の平均価格と比べると二七・四%も上昇した。
石油庁(ANP)によると、ガソリンに混ぜる無水アルコールの価格はここ数週間に大きく跳ね上がり、ガソリンの価格を押し上げている。ガソリンの平均価格は昨年末に一リットル二・四五七レアルと同年一月比で八・三%上昇した。業界筋によると、今週にもガソリンは再び値上げされるという。
アルコール価格の上昇は、ガソリンと併用可能なフレックス燃料車の大幅売上増による需要増加と、悪天候を理由とするさとうきびの生産減少による供給減少が重なって引き起こされている。