ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

IPTUのデータ再登録必要に=免税対象物件減らし、増収見込む=サンパウロ市

2006年1月7日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日、六日】サンパウロ市内の登録不動産約二百八十万件の各所有者は今年、固定資産税(IPTU)の納付に関し、所有する不動産のデータを再登録しなければならない。サンパウロ市役所は今月十日以降にも納付書にデータ再登録のための書類を添付して、不動産所有者に送付する。
 データ再登録には、所有者の名前と所有者番号、個人所得税申告番号(CPF)または全国法人登録台帳(CNPJ)、二〇〇七年以降毎月何日に支払いたいのかを記入し、CPF(またはCNPJ)のコピーと不動産の所有を証明する書類(売買契約書など)を添付して、免税者は三月三十一日、昨年の納税者は十月三十一日までに市役所へ送付する。またインターネット(www.prefeitura.sp.gov.br)を通じても再登録は可能。
 また今年からIPTUの納付書は、十回分割払いの場合、十回分の納付書が一度に送られるのではなく、毎月一回分ずつ送付されることになった。この変更で市の負担する郵送費は三〇〇万レアルから八〇〇万レアルへと増えるが、払い間違いや払い忘れを防止できるという。
 今年度のIPTUは、予想インフレ率を踏まえて税額が五・三六%調整される。一括払いすれば、八・五%の割引がある。市は今回の再登録で約一二〇万件の免税対象物件を減らし、また支払方法の変更により、昨年より三億レアル多い二七億レアルの税収を見込んでいる。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button