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デカセギ子女の状況も学ぶ=日本語学校生徒研修団訪日へ

2006年1月10日(火)

 平成十七年度「日本語学校生徒研修」(国際協力機構主催)で、ブラジルをはじめアルゼンチン、パラグアイなど南米から計三十六人(十三歳~十五歳)が参加し、九日夜、日本に向けて発った。中学校体験入学やホームステイなどを通じて、約一カ月間、日本の生活や文化に触れる事業。ブラジルから、十七人が参加する。
 目玉になりそうなものの一つが、「日本にいる日系の子供たちのくらしと学習」と題した講義。デカセギ子弟の状況について学習する。またアニメ・マンガブームを受け、杉並アニメーションミュージアムも見学する。
 このほか海外移住資料館見学、研修旅行、日本の歴史講座など内容は盛りだくさん。ブラジル日本語センター(谷広海理事長)の丹羽義和事務局長は「ただ日本をみるというだけでなく、何か得るものを持って、それぞれの国に帰ってほしいという熱意が感じられる」と話している。