2006年1月17日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十六日】猛暑が襲った週末、市民はドッとサンパウロ市を脱出、海岸は大賑わいとなった。十三日から十五日正午までにサンパウロ州海岸線に通じるアンシェタ・イミグランテス街道では、二三万七〇〇〇台の車がサントス方面に向った。同街道の管理会社の予想では最高二三万台と踏んでいた。
十四日にはピークとなり、このためサンセバスチョンやグアルジャーなどの海水浴のメッカは大渋滞となった。にもかかわらず行楽客は、意に介せず陽射しを満喫していた。今年から設置された市営の駐車場はどこも満員で市は思わぬ収入で満悦だった。
北部のマレジアス海岸では、午後五時になっても気温が三十三度でこの夏の最高となった。このシーズンから売店がテーブルや椅子を置いての出店が禁止されて浜辺のスペースが広がったにもかかわらず浜辺は一杯で場所を確保するのも難しい有様だった。十五日午後十時半までに、十九万六〇〇〇台がサンパウロ市方面に戻った。
海岸での今年の特徴は、ブラジルの国旗をあしらったモードだった。Tシャツやサンダル、水着やビーチウェアがあちこちで目についた。今年ドイツで開かれるサッカーW杯で早くも愛国心を発揮、ブラジル代表の応援が高まっているのが原因だ。