2006年1月18日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十七日】国内での携帯電話の保有数が八六〇〇万台となり驚異的な伸びを示した。電信公社の統計で明らかにされたもので、同公社が二〇〇〇年に打ち立てた昨年までの五年間で五八〇〇万台になるとの予想をはるかに上回る普及度となった。
昨年度の年末商戦では三八五万台の販売新記録を樹立して目玉商品にのし上がった。これにより昨年一年間で二〇六〇万台が新規登録され、前年対比三一・四%増となった。これにより人口百人当りの保有台数は四十六台となり、電話密度(総人口に対する携帯電話比率)は二七・一六%となった。
地域別ではサンパウロ州を含む南西部が最も多く、四一三〇万台で約半数の四七・八九%を占めている。次いで北東部(一五六〇万台)と南部(一五四〇万台)で、中西部(八八〇万台)と北部(五一〇万台)が続いている。
州別での人口百人の保有率では、ブラジリアが一人当り一台以上の高率で二年連続の首位を保った。以下順にリオ・グランデ・ド・スル(六四・四一)、リオデジャネイロ(六二・四七)、マット・グロッソ・ド・スル(六二・二)、サンタ・カタリナ(五五・六)、ゴイアス(五五・三八)、マット・グロッソ(五三・八一)となっており、以外とサンパウロは五二・四で八位となっている。
携帯電話がブームになったとは言え、余計な出費を警戒する向きが多く、そのためクレジット方式の前払い形式が八〇・八一%に相当する六九七〇万台と圧倒的に多い。
会社別シェア―ではVIVO(三四・五四%)TIM(二三・四二)、CLARO(二一・六四%)、OI(一一・九%)となっている。