統領は話術の天才=マルフ学校の詭弁優等生
2006年1月18日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】ルーラ大統領が一月一日、グローボTV局で行ったインタービューは上出来であった。どんな難問も上手にいい抜け、マルフ学校の優等生として表彰したい位。人を丸め込む才能は余すとこなく発揮したが、頭隠して尻隠さずという感じだ。
例えば大統領はCPI(議会調査委員会)報告について裏切り者の仕業だと訴えるが、裏切り者の名前は明かさない。全ての事件は背後から凶器を突き刺す卑怯な手法であったと糾弾し、PTはうかつであったと述懐した。そのためにPTは多量の出血を余技なくするが、必ず信用を回復すると予告した。
それだけではない。裏金システムや支持票買収の事実を知っていたかという質問に、次のように答えた。答えは三つある。あなたは、私と三階にいる。四階で誰かが、何かをしている。何をしているか、あなたは分るかが一つ。
会議が開かれ誰かの告発を、会議出席者があなたに報告する。出席者は、大統領でも党責任者でも部門担当者でもない。信用できる人物かも分らないで出席者の話を、あなたは鵜呑みにできるかが二つ。
大統領は政治家であり、政府の法的責任者である。問題が、着くべき所に着いたとする。党財政は、第三者に委託してある。資金の移動が会計処理をされたか否か、資金は公金かヴァレリオ・ルートから入った資金か遂次、大統領はチェックし監視しなければならないのかの三つ。
以上のような訳で大統領を軽率に断罪した者は、大統領に濡れ衣を着せ、名誉毀損を犯したことを謝罪する義務があるというのだ。CPIの中間報告に記された事実は、直接関知していないと大統領は明言。
大統領は、CPIの最終結論を待っていると述べた。トボケ術と事実否定の詭弁に長け、白いものでも黒いとする位朝飯前といえそうだ。ジルセウ前官房長官は、亞紙で裏金は事実であったことを認めたが、伯字紙の報道は野党のデッチ挙げとゴマスリ紙の提灯記事だとして否定した。
しかし、PT指導者が全て、泥沼の中に頭を突っ込んでいる訳ではない。デウガード下議(PT)は、国民から浮き上がったような政治姿勢は採るべきでないと、インタービューを批評した。ポンテPT事務局長は、PTの浄化作業を行う前に裏切り者の名前を公表すべきだという。