2006年1月19日(木)
今年も県人会の総会シーズンが始まる。今週末の二十二日を皮切りに、三月中旬までにほとんどの県人会が総会を終える予定で、今月二十九日には十一県人会が総会を開催するピークを迎える。今年役員改選を迎えるのは二十一県人会。昨年は県連執行部のうち四県人会で会長が交替するなど、県人会総会の行方が連合会に及ぼす影響も少なくない。三月に向けてその結果が注目されるところだ。
最初の総会は今週二十二日の岩手、島根両県人会。翌週二十九日には青森、秋田、宮城、福島、栃木、茨城、愛知、福井、和歌山、岡山、熊本の十一県人会が総会を開く。
以後、二月からカーニバルをはさんで順次開催。京都、埼玉(四月)と神奈川(五月)を除く大半の県人会が三月十九日までに総会を終える。
今年、役員改選期を迎える県人会は、青森、秋田、宮城、埼玉、東京、栃木、千葉、山梨、岐阜、愛知、三重、滋賀、奈良、岡山、山口、香川、高知、福岡、佐賀、長崎、大分の二十一団体(本紙調べ・十七日現在)。
中沢宏一県連会長が会長をつとめる宮城県人会の総会は二十九日。すでにシャッパの受け付けは終了。中沢氏以外のシャッパは出されていないことから、会長続投の可能性が高い。
現在の県連執行部に名を連ねる高知、埼玉、栃木、大分の各県人会も改選の年。県連副会長をつとめる高知県人会では今のところ改選の見通しは明らかになっていないが、同じ副会長の高野隼士・山梨県人会長は本紙の取材に対し、会長交替の可能性についても言及している。
昨年それぞれ四十五周年、五十周年を迎えた秋田、佐賀の両県人会。節目の年を終えたこともあり、会長交替に向けた動きも出ている。岡詢・現会長の任期が通算十年目を迎える岡山県人会では、自身の健康問題もあって、交替の意向を見せている。
また、愛知県人会では定款上会長任期が二期四年と定められていることから、林アンドレ現会長は交替する見通しだ。
先週末の臨時総会でシャッパ制導入が議論されたが結論には至らなかった長崎県人会。二月の改選に向けてさらに動きが出てくることも予想される。
これらの総会ラッシュの後、三月末には県連の総会が控えている。今年役員改選を迎える県連。二十一団体の役員改選がどのような影響を及ぼすのか。フェスティバルの会計承認問題、会長再選にからむ定款改正の件を含め、三月に向けた展開が注目されるところだ。