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サンパウロ市に旗艦店=南米事業強化=サンリオ

2006年1月19日(木)

 「ハローキティ」などのキャラクター商品で知られる日本のサンリオが南米事業を強化する。
 十八日付日経産業新聞は「二〇〇六年三月期の南米での売上高は前期比約三・三倍の五億六千万円の見通し」と報じ、今年中にブラジルに直営の大型旗艦店を出店するとしている。
 同紙によると、主力のハローキティ以外のキャラクター知名度も高め、高級品を増やし売上増を狙う。攻勢を掛ける背景には、少子化などで日本国内のグッズ販売が伸び悩んでいる事情があるという。
 成長市場の南米では百貨店などにサンリオ商品の専門店が百五十店ほどある。ブラジルには既に直営店も一店あるが、新店は規模も大きく旗艦店と位置付け、同紙は「候補地はサンパウロが有力」と伝えている。