2006年1月20日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】サンパウロ市ジャグァレー区のファベラ・ノーヴァ・ジャグァレーで十八日午後一時四五分、火災が発生して十五戸のバラックが全焼した。(写真)幸いケガ人はいなかったものの火の回りが早く焼け出された三十二人は、着のみ着のままで逃げるのが精一杯だった。
十台の消防車が消火にあたり四十分後に鎮火したが、現場はマルジナル・ピニェイロス大通りに、面していたため、同通りとジャグァレー橋が通行止めとなり渋滞をきたした。家財道具を失い、住む場所もない被災者に区役所では避難所への入居や家屋再建援助に乗り出した。
一方サンパウロ市北部ジャルジン・ペリ区のファベラ・フトゥロ・メリョルでも十七日、火災が発生。四十五家屋が焼失、百二十五人が焼け出された。いずれも違法に引っ張った電線による漏電が原因と見られている。当局では猛暑による異常乾燥で火災が起きやすい状態になっているので、注意するよう呼びかけている。