県人会の役員会というのは、しばしば穏やかでないことを話し合っているものだ。そのことが、会報に掲載されて会員に知らされたりする。
宮崎県人会会報(昨年十一月号)はこう書いていた。「フェスティバル・ド・ジャポン(日本まつり)の収支報告が完全になされない場合、来年(〇六年)は参加しない」。
恋文の効用として、口では言えないことも書いてなら伝えられる、というのがある。そのデンではないが、日本まつりの執行部に対して、「来年は出ないゾ」と面と向かって言えないことも、各県人会に帰って、言いたいことを言い、さらに活字にすることもできるのだ。これは、本音(ほんね)ともいえる。
宮崎県人会のようなところが、仮に大勢を占めるようになったら、まつりの原点「郷土食・郷土芸能」の部分が失われることになる。(神)
06/01/20