2006年1月24日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】連日の猛暑が続く中でサンパウロ市とリオデジャネイロ市では二十二日、この夏での最高気温を記録した。
サンパウロ市では三四・一度、リオでは三九・五度となった。さらにサンパウロ市では二十二日の未明でも二二・八度と昨年クリスマス前夜以来の最高気温となり寝苦しい夜となった。
気象庁によると昨年の最高気温は夏ではなく春の十月十三日の三四・七度で、天候不順を象徴している。
これまでのサンパウロ市の最高気温は一九九九年一月二十日の三七度となっている。
俄雨があったものの異常乾燥が続き二十二日の湿度は二九%の低さとなった。このため市内各所、とくにカンブシー区やコンゴニャス空港周辺で空気汚染が顕著だった。この暑さで家にじっとしておれず、市内の公共やクラブのプールは超満員となり、まさに芋を洗う様相を呈した。
リオの海水浴場も立錐の余地がない程で、あまりの暑さに閉口していた。
約百五十人が熱射病で具合が悪くなり消防は応対にてんてこまいだった。五十四歳の男性が炎症で死亡した。