2006年1月24日(火)
【ブラジリア支局】去る十九日、フィリピンのルバング島から戦後約三十年後に帰還した〃最後の日本兵〃である小野田寛郎元少尉(南マ州カンポグランデ在住)が、妻同伴でブラジリアに姿を現わした。
首都訪問の主な目的は、ブラジル空軍省への答礼と斎藤準一空軍参謀本部長への表敬訪問であった。元少尉は〇四年十二月、空軍よりサントス・ヅモン章を受章していた。
元少尉は八十四歳になる現在でも、ブラジルにおける牧場経営、そして日本でも自然塾を主唱し、実践、財団法人の理事長という多忙な毎日をおくっている。
この日は、日本大使館の堀村隆彦大使を訪問後、斉藤準一空軍参謀本部長の執務する空軍省へ。目的を済ますと慌しくブラジリアを後にした。