2006年2月1日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】国家地理統計院(IBGE)がとりまとめたところによると、二〇〇三年から二〇〇五年にかけてサンパウロ市では登録就業者が減り遂に未登録が増加して、不安定雇用が浮彫りになったことが明らかとなった。
登録就業者は二〇〇三年に六二%だったが昨年は六一・三%に減少した.二〇〇四年は六〇・五%だったことから過去二年間では上向いた結果となった。主要六都市の平均が六〇・二%であることから他市よりは安定している。
未登録就業者は二〇〇三年で三〇・四%だったのが昨年は三一・五%となり不安定ぶりを示した。二〇〇四年はこれが三二・三%まで上昇した。また、十一年以上の学歴者は五二・二%で六都市の平均の五〇・三%を上回り高学歴社会となっている。一年以下の無学者は二・四%と平均並みとなっている。