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史上最高の株取引=海外投資家の間でブーム

2006年2月3日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】サンパウロ証券取引所では連日活況を呈しているが、一日の取引が史上最高を記録、取引所では笑いがとまらぬ美酒に酔いしれていた。同日の株価は〇・二七%上げて、平均株価指数を三万八四八四ポイントとしてこれまでの最高となった。同時に出来高も四一六億レアルとなり、これまでの最高だった一九九七年の三七二億レアルを上回る味曽有の記録となった。これにより今年に入ってからの株価は一五・〇三%、過去一年間では五九・三六%の上昇を見せた。
 活況の原動力となっているのが海外投資家の参入で、取引所によると海外投資家は昨年の十二月の三三・二%から、三四・七%に増加した。海外からの資金流入は今年に入り二二億八〇〇〇万ドルで、買いが一五三億三〇〇〇万ドル、売りが一三〇億四〇〇〇万ドルとなった。その理由としてアメリカやヨーロッパの低金利により投資家らは発展途上国に目を向けてきたが、ブラジルの経済成長、短期および中期による金利引下、インフレ抑制に加え、カントリーリスクが史上最低の二六二ポイントとなったことで信頼感が増しブームとなっている。