2006年2月3日(金)
日本大学校友会ブラジル支部(小森廣支部長)の二〇〇六年度定期総会が八日午後七時から、サンパウロ市トマス・ゴンザガ街95(岩手県人会のビル)二階、クラブ東京で開かれる。小森支部長はじめ、同会の羽田宗義顧問、坂和三郎さんが案内のため来社、「日大OBの皆さんぜひお越しください」と参加を呼びかけた。
当日は二〇〇五年度行事および会計報告、〇六年度行事の審議。現在月に一度開いている校友会の開催方法なども検討する。
参加費は二十レアル。総会の後は、食事のほか親睦カラオケ、ダンスなども行われる。
日本国内に十八のキャンパスと六万五千人の学生を有する日本大学。ブラジル在住の同大出身者でつくる校友会ブラジル支部は一九七九年、ロス、韓国に続いて海外で三番目に発足した。
日本の本部に正式に登録したのが七九年。日大出身者による集まりはさらに古い。五五年に渡伯した坂和さんは「五四、五年ごろにはカンタレーラ街そばの沖永保四郎さん(沖永書店社長)の家に集まっていました」と当時を振り返る。
現在の会員は三十人。「多い時はブラジル国内に百人以上の大学OBがいましたね」と坂和さん。月に一度の会合のほか、ブラジルを訪れた学生の歓迎会や、ブラジル経済についての勉強会なども行っていたという。芸術学部出身のOBが絵の講座を開いたことも。
日本大学は八〇年代から、サンパウロ大学と共同で狂犬病に関する研究を行っている「この研究は世界的にも類のないもの。会を通じて校友の皆さんにも知ってもらいたい」と小森支部長は強調する。
このほかにも、いまは中断しているが、ブラジルの卓球選手の日本への留学研修事業、芸術などの各分野でブラジルとの交流を続けている。
「会に入っていない人、若い人にも、この機会に会のことを知ってほしい」と語る小森支部長。「OBの方は顔を出して下さい」と参加を呼びかけた。
申し込みは電話9916・3612(阿部)または9942・8001(若林)まで。