ある駐在員夫人から「ブラジル赴任が決まったとき、正直ショックだった」と聞いたことがある。やはり、「ブラジル=危険」というイメージは強い。
先日、「安全対策」ではなく、「サンパウロの楽しみ方」という画期的なセミナーが行われた。
ショックの他の理由として「何があるのか分からない」という人が多いことを踏まえての内容でもあり、興味深かった。
しかし、昼夜を問わず、精力的に歩き回る知人が周りに多く、生死を分けた移民体験を拝聴することもあり、多少の違和感を覚えた。むしろ、日本で行われたセミナーのような感じさえ受けた。
コロニアと駐在社会との意識、感覚の隔たりは大きいが、楽しみ方の一つに日系イベントが紹介されたこともあり、両者の垣根を越える斬新で実りある企画であったことは間違いない。 (剛)
06/02/03