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牛は安いが肉高し=闇カルテルが流通操作か
2006年2月4日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】昨年の肉牛の一頭当りの値段が過去五〇年間で最安値となったにもかかわらず、小売店頭での牛肉価格が上昇するという奇妙な現象となった。
全国の畜産業界は大手と殺企業が談合して闇カルテルを結成した上で、価格を引き下げ、あまつさえ牛肉の流通を意のままに操作していると指摘している。
これに対しCPI(議会調査委員会)設置を国会に呼びかける意向を示している。
農業経済院(IEA)によると、昨年末の成牛価格は前年比一二%安のアロバ当り五三・九九レアルの最安値となった。これに対し牛肉の卸値は八・七%安のキロ当り三・四八レアルと小幅な値下げとなった。
しかし小売り向け価格はキロ当り七・四八レアルで〇・九%の上昇という流通方式では考えられない現象となった。
原料(肉牛)が下がっているのに製品(牛肉)が消費者に還元されていないことで畜産業界は、精肉業者の中間搾取だとして告発するとともに、抗議集会を開くことを決めた。
業者らによると二〇〇二年はアロバ当り六二レアルで、現在四八レアルの二二%安で取引されているところもあり、コストが倍増していることで、大手企業は暴利をむさぼっていると非難している。