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重岡康人会長を3選=老ク連総会=「30年史」編纂今年中に

2006年2月7日(火)

 第二十五回ブラジル日系老人クラブ連合会定期総会が、先月三十一日同会館で行われた。会長は三期続けて重岡康人氏。五年目の就任になる。その他、新しく二人を加え、十一人の役員に決定した。二〇〇五年度の事業報告をし、『三十年史』編纂に向けてなど今年の抱負を語った。
 重岡会長は「これからは、二、三世の七十代、八十代の人を入れていくのが大事。会報にもポルトガル語を入れていきたい」と話し「今までやってこれたのも皆さんのおかげです」と感謝の意を表した。
 「老ク連の基本姿勢は、退職した人たちのための団体。コロニアの活動の中心は若い人たちに託し、応援して支えていく」と言う五十嵐司副会長。「会員を増やしたい。遠方などの人も負担を減らすように工夫していく」と話す。
 また、人口自然減少が問題になっている。「もっと会の活動をアピールしていきたい」と役員揃って意気込みを語った。
 新しく加わった役員として、纐纈蹟二さんが第二書記に就任。同会で書道と民謡の指導をしている。小坂誠さんは第三副会長に選任された。
 現在は、『ブラジル日系老人クラブ連合会三十年史』作成に向けて動き出している。内海副会長を中心とする役員五人が編纂委員。「地方の資料の集まり具合によるけど、今年中には完成させたい」と抱負を語った。ポルトガル語にも翻訳することも案の一つだ。
 二〇〇六年度の事業計画案としては四月九日「第三十回全伯老人クラブ芸能祭」、八月十三日「第二十九回老人クラブ大会」、九月二十三日「第二十一回ゲートボールふれあい大会」、十一月十二日「第十二回老ク連親睦カラオケ大会」などの予定が組まれている。
 役員は以下の通り。会長…重岡康人(サウーデ文協老壮部部長)、副会長一…五十嵐司(サンパウロ名画友の会、なつメロ倶楽部代表)、副会長二…内海博(サンパウロ中央老壮会会長)、副会長三…小坂誠(イタケーラ寿会会長)、第一書記…松平和也(サンパウロ名画友の会、なつメロ倶楽部代表)、第二書記…纐纈蹟二(サンパウロ中央老壮会代表)、第一会計…戸田房子(プラサ・ダ・アルボレ老壮会副会長)、第二会計…内山卓人(サンパウロ鶴亀会代表)、文化理事…玉井須美子(サンパウロ鶴亀会副会長)、管理理事…山口勝(ヴィラ・ソニア老壮クラブ副会長)、援護理事…田村福八(サント・アマーロあおぞら会代表)。