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19人殺しの男を再逮捕=店員になり誘拐実行=被害者を殺害、炭焼釜で灰に
2006年2月8日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】昨年十月にサンパウロ市大都市圏のサン・ベルナルド・ド・カンポ市で商店主が誘拐された事件を捜査している同市警察は六日、実行犯の一人で通称モリンゴンを逮捕した。
同警察は先月、犯人グループの一人を逮捕、その供述からモリンゴンを割り出しミナス州の隠れ家を急襲した。
供述によると、犯行グループは四人でいずれも前科があり、一九八四年から一九九二年の間、時のカランジルー刑務所に収監された、いわゆるクサイ飯の仲間だった。
主犯格を含む二人は逃亡中で警察では行方を追っている。モリンゴンは誘拐を計画した主犯の命令で店員として潜りこんだ。
誘拐された商店主は昨年十月三日に、同市内で経営するスポーツ用品店を閉めて帰宅途中で一味に拉致され、バイア州に近いミナス州モンテス・クラロ地方の山岳部の洞窟に監禁された。一味は当初一五〇万レアルの身代金を要求したが、家族が無事でいる証拠を求めたのに一味が応じなかったため身代金は払われなかった。
監禁の見張りをしていたモリンゴンは交渉不成立とみて商店主をピストルで殺害、死体を炭焼釜で焼いて灰にして山中にバラまいたという。商店主に顔を見られたのが原因だと説明している。
モリンゴンは六十九歳で、若くして殺し屋稼業となり、これまで十九人の殺害、六人の殺人未遂で罪に問われている。
一定の刑期に服したことで仮釈放になっていた。しかし裁判に出頭せず、逃亡者として指名手配されていた。
モリンゴンは監禁場所の隠れ家で、三十二歳の妻と生後五ヶ月と八歳の実子とともに住んでいた。妻も共犯として逮捕された。