2006年2月8日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】サンパウロ市インテルラゴ区のショッピングの駐車場で四日に行われたメキシコのサウンズ・グループのショーで三人が死亡し、四十二人が負傷した惨事で開催は市当局の許可がなかったことが明らかになった。市民が参加する公衆イベントに前もって当局の許可取得が義務づけられている。
これにより当局は主催者側に一四〇〇レアルの罰金を科すことを決定した。また市当局のみならず、防災のための消防署への届出も怠ったことから消防法違反にも問われる。消防ではイベントに際し、非常口の有無や火災防止器具を点検することになっている。
今回の事故は非常口がなかったことが惨事を招いた。
これにより警察では主催者側の全面的な落度として業務上過失致死および傷害で起訴する構えを見せている。
死亡者の遺族と負傷者は協賛のポン・デ・アスカル社に対し賠償金を要求することを表明している。最大大手スーパーの同社はイメージダウンにつながるため早急な対応を迫られる。