アグリビジネス
2006年2月8日(水)
家畜が足を踏み外し怪我をし死亡する急勾配の傾斜地利用で、ユーカリプトの植林が進んでいる。起伏の激しい地方では、農地の一五%以上が農耕に適さない。牧場地帯でも同じである。ミナス州の山岳地帯に隣接するブラガンサ地方で試植したところ予想以上の収入があり、生産者は喜んでいる。
植林は七年の長期サイクル投資であるが、短期サイクルの産物と多角化することで有利な産業と見なされるようになった。製紙会社が大規模植林とは別に、個人の植林も年四%増で伸びている。農業外の自由業に従事する人の植林投資も年々、増えている。
さとうきび栽培地帯でもトラクターが入らないところへ、エーカリプトの植林が行われている。機械化から取り残されたさとうきび地帯もある。
ブラジルは世界最大の短小型パルプ繊維生産国である。植林の七〇%はユーカリプト。世界のユーカリプト平均成長率は七年未満ものでヘクタール当たり三十五立方メートルであるが、ブラジルでは五十から七十立方メートルまで成長する。ユーカリプトはパルプ資材ばかりではなく、衣服やタイヤ、塗料、フィルム、製薬、食品などの原料にもなる。
◎
ヘチマの消費が増えている。一時はプラスチック製のスポンジに押され売上げが落ち込んだが、環境保全の一環で生活にやさしい衛生製品としてまた見直されている。
最大生産地はミナス州エストレマ地方。一ヘクタール当たり投資額は一万レアル、生産量は二万個。へちま一本になる量は十二個。サンパウロ市の売買価格は、一ダース当たり二十レアル。粗悪品は五レアル。ヘクタール当たりの収入は二万レアル。
樹液や薬用の利用は、まだ開発されていない。不安定なへちま市場が、生産者の悩みである。それから生産設備では、網棚の設置と専属の作業員が要る。へちまの皮むきには、生産者は自家製機械を使う。手作業では重労働である。
病原菌の防御法は、連作を回避して輪作が望ましい。初心者には予想外の負担になる。へちまは保存ができるので、値が良いときに販売する。